【繊細さと圧倒的な操作性】湾フグ斬-ZAN!!- 175㎝

繊細なアタリを取って瞬時に掛ける為に設計された『湾フグ斬-ZAN!!-』

フグはカワハギと同様、アタリを出さない魚。

そのシグナルを目感度として表現して瞬時に掛けに行く為には、先端を限界まで削り込んだ極先調子の穂先が必要となりますが、市販のロッドでは、このような極端な調子は出し難いというのが実態です。

当工房ではソリッド材料の手削りを行い、ターゲットごとに最適な穂先を研究していますが、その技術を遺憾なく発揮したロッドのひとつが、この『湾フグ斬-ZAN!!-』と言えるでしょう。

商品詳細
・全長　175cm
・仕舞寸法 135cm
・平均自重　約82g
・錘負荷　3～20号
・穂先　グラスソリッド　先径0.4㎜（総巻きと塗料の厚みは含みません）
・元竿　40トンカーボン使用
・ガイド　富士工業TORZITEリング使用
・リールシート　富士工業ACS
・価格　44,000円（税込み48,400円）

※配送　宅急便160サイズ
※受注生産品　一本づつ手作りしておりますので、ご注文から2～3週間程度製作時間をいただくことがあります。


★湾フグに特化した極細、極先調子穂先

フグはカワハギ同様、水中で静止して餌を齧るように食べることが出来る魚で、素直にアタリを出してくれない難敵です。

そんな彼らを攻略する為には、その小さなシグナルを余すところなく表現する穂先が重要になります。

『湾フグ斬-ZAN!!-』は、当工房の得意分野であるソリッド穂先の手削りにより、多くの市販品には踏み込めない鋭く繊細な極先調子を削り出し、更に「居食い」や「フグの接近による水流の変化」を表現する為に先端から中間まで総糸巻きと塗装を施しています。

これは所謂「モゾモゾアタリ」や「モタレ」と言われるシグナルで、目感度の釣りでは最も小さく微妙な動きです。

ターゲットとした錘負荷は4～20号。

浅場はもちろん、深場や速潮での15号～20号の釣り、秋冬の根回りのアカメフグ釣りにも対応しています。


★小さなシグナルを消さない為のコントロール性能

前述のような、超微細なシグナルを捉える為に非常に大切なのがロッドコントロールです。

小さなシグナルを拾いに行く時、ロッドの動きに余計なブレやタワミはご法度。

『湾フグ斬-ZAN!!-』のブランクスには、張りが強く軽量な高反発40tカーボンを採用し、一般的な市販竿を使用していると感じるボヨンとしたロッド全体の無駄なタワミを解消。

非常にシャッキリとした抜け感のある気持ちよさと操作感が体感できます。

また軽量、且つウエイトバランスを良くすることで、力を抜いてロッド操作を行えるように設計されており、ミリ単位のロッド操作が行えるのでイメージ通りに仕掛けを　"動かし"　"止める″ ことでストレス無くフグと対峙することが可能となります。

正確なロッド操作についてはこちらもご参考ください。


釣果が安定しない人必見！！基礎固めでこっそり上達！？
https://onishifishingfactory.com/gfatheory/


胴部分の柔らかい一般的なロッドを使用されている方は、『湾フグ斬-ZAN!!-』の元竿はかなり硬い印象を受けるかもしれません。

しかし、計算されたソリッド穂先の長さと、高反発で薄肉なカーボン素材の組み合わせで、ヒット後の曲がり代が十分残されている為、大型のフグでも全く問題無くやり取りとランディングが行えます。

※取り込み時に竿を立てて穂先を鋭角に曲げない様にお気をつけください。繊細な目感度穂先に無理が掛かり破損の原因となります。
取り込みについては下記もご参考ください。

よく穂先を折る人必読！！ロッドビルダーが教える破損防止法
https://onishifishingfactory.com/not_to_break/


★キャストの釣りに対応した全長175㎝

湾フグ釣りは目感度特化の釣り物なので、ロッドが短い方が穂先が見易いという考え方があります。

しかし、仕掛けの操作を考えるとある程度の長さが欲しい。

特にキャストをしてからの定点での小さな誘いや、カーブフォール等の操作にはロッドの長さは武器となります。

とは言え、あまりにも長すぎると穂先が見難い。

また長い分、自重が増すばかりでなく、支点が手元から遠くなることで魚を掛けた際の負荷が大きくなりアングラーの負担が増えます。

短すぎず、長すぎず。

程良いロッドの長さを追い求めた結果が175cmでした。


★脱着式の穂先

湾フグは年間を通して出船しており、非常にテクニカルでマニアックな側面と食味の良さから東京湾内でも大変人気のある釣り物です。

しかし、目感度特化の釣り物の難点であるのが穂先の破損。

こればかりは、穂先の特性上なかなか防ぎようがありませんが、それでも損害を最小限に抑える為には穂先を脱着式にするのが一般的です。

もちろん『湾フグ斬-ZAN!!-』の穂先も脱着式を採用しており、万が一の際にも予備穂先を持参することで釣りを続行することが可能になります。

（替え穂先についてはトップページ欄外にご案内を載せています）

また、そもそもの穂先破損を防ぐ為のポイントは下記に詳しく記載していますので是非ご参考ください。


よく穂先を折る人必読！！ロッドビルダーが教える破損防止法
https://onishifishingfactory.com/not_to_break/